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原発性胆汁性胆管炎(原発性胆汁性肝硬変)

原発性胆汁性胆管炎(原発性胆汁性肝硬変)とは

はっきりとした原因はわかっていない病気です。胆汁の排出がうまくなされず肝細胞を障害させ、肝硬変となり、その後肝不全に至る病気です。自己免疫性肝炎を途中で合併することがあるので注意が必要です。女性に多い病気で、難病にも指定されています。

原発性胆汁性胆管炎(原発性胆汁性肝硬変)の症状

倦怠感や疲労感や食欲不振が出現することもあります。また、体が痒くなるといった症状がでることがあります。胆汁の排出が悪くなるとビタミンDの吸収障害をおこし骨粗鬆症になったり、高脂血症になったりします。

診断に必要な検査

血液検査にてIgMいう抗体と抗ミトコンドリア抗体という項目を調べます。また、ウイルス性肝炎などの他の原因を否定します。
腹部エコーにて脂肪肝などの否定も必要です。

治療・経過観察について

残念ながら、現時点で確立された薬物治療はありません。
肝機能を改善させるためにウルソデオキシコール酸の内服を行います。
また、肝臓の機能が悪くなれば肝移植を考える必要があります。