消化器内科
超音波内視鏡(すい臓検査)を検討している方
胃カメラの先端に超音波の機械がついている内視鏡です。つまり、胃カメラと受ける側の負担は同じで、胃の壁からすい臓、胆のう、胆管に向けて超音波をあてることで、体の表面から超音波をあてるよりも詳しく観察することができます。また、胃カメラでは胃や十二指腸の表面しか観察できませんが、超音波内視鏡では消化管の壁の中にある病気の観察ができます。
すい臓はとても診断が難しい臓器ですが、CTやMRIでは見つけることが難しい小さな膵蔵がんを、超音波内視鏡ではみつけることができます。また、膵がんのリスクと言われる慢性膵炎や膵のう胞をみつけることもできます。
胆のうポリープが健診で指摘されることがあります。胆のうポリープの多くは良性ですが、腺腫などのがんの前段階のポリープや胆のうがんも胆嚢ポリープに含まれます。腹部エコーで胆のうポリープが見つかった場合、必ず超音波内視鏡が必要というわけではありません。ポリープの大きさ、形によって、良性と言いにくい場合には、超音波内視鏡など追加の検査が勧められます。
食道、胃、十二指腸には、消化管の壁の中に腫瘍ができることがあります。粘膜下腫瘍と呼ばれていますが、胃カメラだけでは観察することができません。超音波内視鏡を用いて、消化管の壁のどこの層に存在して、どれくらいの大きさかを診断します。
など
すい臓がんは40代から増えはじめ、年をとればとるほどその数は増加していきます。慢性膵炎や膵のう胞といった疾患も、超音波内視鏡で早期に発見ができます。
したがって、40代以上の方は、是非すい臓ドックを検討いただければと思います。
費用 | 1割負担 | 3割負担 |
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超音波内視鏡検査費用 | 約2,000円 | 約6,000円 |
人間ドックの「胃・大腸・すい胆管がんコース」もしくはオプション検査の「膵臓:超音波内視鏡」をお選びください。