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過敏性腸症候群


過敏性腸症候群とは

検査で明らかな異常がないにもかかわらず、腹痛、下痢、便秘を繰り返す状態のことを言います。原因は現時点で不明ですが、ストレス、過度な緊張、腸内細菌叢の変化などが関係しているのではないと考えられています。命を脅かす病気ではありませんが、日常生活に支障をきたします。

過敏性腸症候群の症状

下記症状がでることがあります。

  • 下痢
  • 腹痛
  • 便秘

診断に必要な検査

特定の血液検査項目や決まった検査がないため、他の病気を否定し診断と至ります。
血液検査や大腸カメラ、CTなどの画像検査で潰瘍性大腸炎やがんなどの病気を否定する必要があります。

治療・経過観察について

治療としては、食事療法と薬物治療があります。
食事療法としては、食物繊維の多い食事が推奨されています。欧米では 短鎖炭水化物(fermentable[発酵性],oligosaccharides[オリゴ糖],disaccharides[二糖を類],monosaccharides[単糖類]and polyols[糖アルコール])を多く含む食事を避けることを提案されています。これらの成分はその頭文字からFODMAP と呼ばれています。高FODMAP食をさけ、低FODMAP食をある程度の期間食べることで症状の改善につながると言われています。
薬物療法は、腸内の細菌叢を整えるための整腸剤や腸の動きを整えるようなお薬を処方します。