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すい管内乳頭粘液性腫瘍

すい管内乳頭粘液性腫瘍とは

IPMNはすい管(すい臓でつくられた膵液を十二指腸に流すための管)の中に腫瘍ができる病気です。この腫瘍は粘液を作ることで、膵液の流れが悪くなり膵管が拡張してきます。腫瘍が主すい管にできるのか分枝すい管にできるのかで、主膵管型と分枝型にわけられます。この拡張したすい管が主すい管であればすい管拡張と分枝すい管であればのう胞と認識されます。

すい管内乳頭粘液性腫瘍の症状

基本的には、無症状で偶発的に見つかることが多いです。 一方で、すい液の流れが悪くなることで、すい炎を発症し腹痛や背部痛がでたり、胆管を圧迫することで黄疸をきたすことがあります。

診断に必要な検査

すい臓にのう胞が確認されたら、まずはすい管とつながっているかを確認します。つながりが確認できればIPMNである可能性が高くなります。 腹部エコーやCT、MRI、超音波内視鏡を組み合わせて診断します。 また、後述しますがこの病気はすい臓がんの合併が多いとされており、定期的に経過観察が必要です。

治療・経過観察について

PMNがある人は、①IPMNのがん化②すい臓がんの合併③他臓器がんの合併に注意しなくてはなりません。

①IPMNのがん化

主すい管にできた、主すい管型IPMNはがん化している可能性が高いです。分枝にできる分枝型IPMNは主膵管が10mm以上拡張している、黄疸症状がある、画像検査で血流のある結節をみとめるといったものはがんとなっている可能性が高いとされています。また、主膵管が5mm以上拡張している、のう胞の大きさが3cm以上、のう胞内に結節がある、のう胞の壁が厚いといった所見もがん化の可能性を考慮する必要があります。

②すい臓がんの合併

IPMNとは違う場所に膵臓がんができることがあります。当院では積極的に超音波内視鏡を行うことで早期に膵臓がんの発見につとめています。

③他臓器がんの合併

胃がんや大腸がん、腎泌尿器系のがんなどの合併が多くなるとの報告もあり、胃カメラや大腸カメラ、腹部エコーをすることをお勧めします。 ここまでを読むとすごく怖い病気のような感じもありますが、がんを早期発見できるチャンスともいえます。健診等で指摘された際には是非受診してみてください。 IPMNの治療としては手術となります。しかし、すい臓の手術はとても大変な手術です。このため、すべてのIPMNで手術をするわけではなく、悪性が疑われる場合に手術を提案します。