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大腸憩室症、憩室炎、憩室出血

大腸憩室症、憩室炎、憩室出血とは

便秘や排便する際強くいきんだ時に腸管内圧が上昇することで大腸の弱い部分がへこんでしまった所を、大腸憩室と呼んでいます。加齢や食物繊維の少ない食事や腸の動きに異常が関連しているといわれています。
その憩室に炎症を起こすと憩室炎、出血すれば憩室出血と言われます。
固い便がこすれたり憩室内に圧が加わることで憩室壁に傷がつき症状が出ると考えられています。

大腸憩室症、憩室炎、憩室出血の症状

憩室症の20%が憩室炎を発症し10%程度が憩室出血を発症するといわれています。憩室症は憩室炎をおこせば痛みや発熱を、出血すれば血便を認めます。

診断に必要な検査

憩室の有無は、大腸カメラやCTにて確認できます。
憩室炎は、血液検査で炎症反応の上昇とCTや超音波にて憩室周囲の炎症を確認することで診断をつけることができます。
憩室出血は、大腸カメラやCTで出血点を確認します。しかし、出血源の同定が困難となることも多い病気です。

治療・経過観察について

憩室症であれば、便通コントロールで経過観察を行います。
憩室炎は、軽症例であれば、消化の良い食事と抗生剤で治療します。腹痛が強かったり、炎症が強いときには入院での加療となることもあります。
憩室出血は、大腸カメラにて止血を行うことや食事をやすめて経過観察することが必要となり、入院での加療となることが多いです。
入院可能な施設へご紹介させていただきます。