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胆道がん

胆道がんとは

胆道がんとは胆道にできる悪性腫瘍です。胆道は肝内胆管、総肝管、胆のう、総胆管、十二指腸乳頭部からなっています(図1)。 胆道癌になる人は増加傾向にあります。胆管癌はがんの死亡数のなかで6位と注意が必要な病気です。いずれのがんにも言えることですが、早く見つけることが重要です。なぜなら、5年生存率(診断されてから5年後の生存率)で比べると一部分に限局している胆道がんの5年生存率は61%、他の臓器へ転移してしまった胆道がんの5年生存率は2.9%と大きく差があるからです。胆道癌の原因としては、生まれつき胆管と膵臓でつくられた膵液が流れる膵管の合流に奇形がある方や原発性硬化性胆管炎という難病の方がリスクと言われています。最近では、印刷会社の従業員に胆管癌が複数発生し、ある種の薬品(ジクロロプロパンやジクロロメタン)が原因として疑われています。また、早く見つけるためには、腹部エコーにて胆嚢ポリープをみつけたり、生まれつきある形態上の異常をみつける必要があります。

胆道がんの症状

胆汁の流れが悪くなると黄疸が出現します。
黄疸になると、目や皮膚が黄色くなったり、尿がコーラのような色(褐色尿)になったり便が白くなったりします。

診断に必要な検査

健診などの腹部エコーで見つかることが多いです。
CT、MRI、超音波内視鏡を用いて、詳細観察を行うことがあります。

治療・経過観察について

治療は胆道癌のステージによって選択します。
手術や抗がん剤の治療を選択することになります。入院可能な施設へご紹介します。