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消化器内科

黄疸

黄疸とは

黄疸は、ビリルビンという物質が体内にたまってしまったことが原因で皮膚や目が黄色っぽくなる状態のことをいます。ご家族様から黄色くなったといわれる方もいますが、おしっこの色がコーラみたいな色だったと気がつく方もいらっしゃいます。 ビリルビンが血中にたまってしまうには、うまく排出できないこと、もしくは、ビリルビンが血中でつくられすぎてしまうことが原因となります。 うまく排出できない病気は、肝臓に重篤な障害があったり、肝臓で作られた胆汁が流れる管がつまってしまうことが原因です。血中で作られすぎる病気は、赤血球という酸素を運ぶ血球が何らかの原因で過剰に壊れてしまうことでおこります。 また、体質的に黄疸が高い方もおります。

受診の目安

①以下の場合は、緊急性がある可能性があるのですぐに受診してください。

  • 高熱を伴う
  • 腹痛を伴う

②以下の場合は、病気が隠れているかもしれないので早めに受診してください。

  • 黄疸が突然出てくるようであれば、早急な検査が必要です。当院への受診も検討してください。

症状別の考えられる疾患

  • 急性肝炎
  • 肝硬変
  • 胆石
  • 胆道がん
  • すい臓がん
  • 溶血性貧血

黄疸時の必要な検査

症状の出方や心配なことを医師の問診で相談しながら検査方法を提案します。 腹部エコー、超音波内視鏡を検討します。 必要に応じて、提携機関でのCTやMRIを追加します。

黄疸の治療方法

胆管の閉塞であれば、胆汁の流れをよくするような内視鏡治療を検討することが必要になります。入院可能な施設へご紹介させていただきます。 肝臓の障害であれば、肝臓の機能を維持するようなお薬を使うこともありますが原因の治療が必要です。