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公開:2026.02.03 医療情報

なぜウゴービは「消化器内科」が監修するのか 

KARADA内科クリニックでは、GLP-1 ウゴービを処方しています。当グループでは、消化器内科の専門医がウゴービの処方を監修・指導し、各院で処方しています。

安全性と副作用への専門的な対応のために

ウゴービ(セマグルチド)は、近年注目されている肥満症治療薬です。 
体重減少効果だけでなく、脂肪肝や心血管疾患リスクの低下など、医学的にも非常に価値の高い薬剤です。 

一方で、「なぜ消化器内科で処方しているのですか?」と質問されることがあります。 

それは、ウゴービの副作用が、消化器と深く関係しているからです。 

また、脂肪肝に対してとても有効だという報告があるためです。 

ウゴービは「消化管に働く薬」です

ウゴービは、GLP-1受容体作動薬という種類のお薬です。 
このGLP-1は、もともと私たちの体の中で 腸から分泌されるホルモン です。 

GLP‐1は 

  • 胃の動きをゆっくりにする 
  • 満腹感を持続させる 
  • 食欲を自然に抑える 

といった働きをします。 

このため、副作用の多くは「消化器症状」です 

ウゴービの副作用として最も多いのは、次のような症状です。 

  • 吐き気 
  • 胃のムカつき 
  • 食後の不快感 
  • お腹の張り 
  • 便秘・下痢 

これらはすべて 消化器症状 です。 

多くの場合、 

  • 少量から開始する 
  • ゆっくり増量する 
  • 食事内容を調整する 

ことで、一時的に軽快していきます。 

しかし、もともと 

  • 胃もたれしやすい 
  • 逆流性食道炎がある 
  • 便秘・下痢を繰り返しやすい 
  • 過去に膵炎や胆石を指摘された 

という方には、症状の見極めと調整がとても重要です。 

消化器内科だからこそできる安全な導入

消化器内科では日常診療として、 

  • 胃・腸の症状の鑑別 
  • 肝機能異常(脂肪肝)の評価 
  • 膵臓・胆のう疾患のチェック 

を行っています。 

そのため、 

  • 「よくある副作用」なのか 
  • 「注意が必要な症状」なのか 
  • 「薬の量を調整すればよいのか」 
  • 「一度中止すべき症状なのか」 

判断することができます。これは、ウゴービを比較的安全に導入・継続するために非常に重要と考えています。 

ウゴービは「慎重に使えば安全性の高い薬」です 

ウゴービは、 
✔ 少量から開始 
✔ 4週間ごとに段階的に増量 
✔ 定期的な診察・検査 

というルールを守れば、安全性の高い薬です。 

当院では、 

  • 初回に消化器症状の既往を確認 
  • 肝機能・膵臓関連の血液検査を実施 
  • 副作用が出た場合は無理に増量しない 
  • 保険適応に準じて使用する 

という方針で治療を行っています。 

「強い薬だから怖い」のではなく、 
「正しく使えば、安全に効果を得られる薬」 
それがウゴービです。 

最後に:安心して治療を受けていただくために

ウゴービは、とても優れた肥満症治療薬です。 
しかし、その効果を最大限に引き出すためには、 

  • 副作用を正しく理解すること 
  • 消化器症状に適切に対応すること 
  • 無理のないペースで治療を進めること 

が欠かせません。 

当院では、 
消化器内科としての専門性を活かし、安全性を最優先にした肥満症治療を行っています。 

「薬に不安がある」 
「胃腸が弱いけれど大丈夫か知りたい」 

そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。 

肥満症外来を確認する

当院では、 
生活改善から薬物治療まで含めた 肥満症外来 を行っています。 
必要な方には、ウゴービを含めた治療選択肢をご提案します。

https://karada-naika.com/medical/weight-management/ 

まずはお気軽にご相談ください。  

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KARADA内科クリニック副院長。日本消化器学会専門医として数多くの臓器を専門とし、逆流性食道炎や便秘などの身近な病気から、各臓器のがんの診療に従事。内視鏡検査は胃と大腸カメラをあわせて年間約2,000件の実績。川崎市立多摩病院にて内視鏡センター副センター長、消化器内科病棟長などを歴任し、現職へ至る。

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