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公開:2024.01.11 医療情報

60代以上にお勧めの人間ドックとは?

2024年もスタートして2週間が経ちました。  

年末年始は久しぶりの再会も多かったのではないでしょうか。家族や親戚、知人に会うと健康に関する話題が増えた、という方もいらっしゃるかもしれません。 

今日は60代以上の方に向けて、2024年健康に過ごすためのお話をさせていただきます。

60代は、健康診断・人間ドックの受診率が一気に下がる 

健康診断が大切なことは皆さんご存じかと思います。特に60代以上になると、今まで以上に健康に気を付けようと意識されているのではないでしょうか。 

その一方で、健康診断・人間ドックの受診率は50代をピークに60代、70代、80代と徐々に下がっていきます。お勤めを終えられて、企業での健診がなくなるとついつい忘れてしまいがちかもしれません。 

習慣化するために、毎年何月に受けるかを決めておくのもいいですね。

健診や人間ドックの受診状況 

健診や人間ドックの受診状況
厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」

定期的に健康診断を受けていれば安心?

もちろん、毎年きちんと健康診断を受けられている方も多いかと思います。ですが、健康診断は最低限の項目しか含まれていません。一般的な健康診断のみで見つけることが難しい病気も多く、人間ドックやオプション検査を行うことで、病気の早期発見につながったり、病気になりそうなちょっとした異変にいち早く気づけたりといったことが可能になります。 

また、人間ドックを受けられている方もぜひ一度検査項目を見直してみてください。年代や性別によって、推奨される検査項目も変わってきますので、悩まれた際はクリニックにご相談ください。

一般的な検診項目の対象に入らない「すい臓がん」

60代以上の方の死亡原因で最も多いのが「がん」です。 

特にすい臓がんは部位別死亡数で男性4位・女性3位と上位に来ており、近年ニュースなどで見聞きすることも多いかもしれません。しかしながら国のがん検診や人間ドックの基本検査項目にはすい臓が含まれないことがほとんどです。さらにすい臓は検査技術や診断が難しく、すい臓検査を行っている医療機関はとても限られています。 

2022年 主な部位別がん死亡数(男性)

2022年 主な部位別がん死亡数(女性)

KARADA内科クリニックでは、大学病院で長年消化器がんの発見・治療に携わってきた専門医による「すい臓ドック」を受けていただくことが可能です。 

KARADA内科クリニックで受診可能な検査項目のご紹介

今年も健康に過ごすために、まずは自分の体の状態を知るところからスタートしてみてはいかがでしょうか。 

●まとめて検査を受けたい方 

人間ドック:胃・大腸・すい胆管がんコース

●会社や自治体などで基本的な検査項目は受診されている方 

 オプション:すい臓ドック

KARADA内科クリニックの内視鏡検査の特徴

苦痛のない内視鏡検査

鎮静剤を使用した苦痛のない内視鏡検査

当院の内視鏡検査はご希望の方に対し鎮静剤を使用することで、眠っている間に受けていただけます。
経鼻内視鏡検査や、鎮静剤なしでの内視鏡検査も可能です。

数少ない「すい臓ドック」実施医療機関

すい臓がんは発見するのが難しく、進行が早く死亡率が高いことが特徴です。一般的な腹部エコーやMRIやPET/CT検査でも発見が難しいことが多く、当院では超音波内視鏡(EUS)を使うことで、胃から直接すい臓をみる先進的な検査を提供しています。

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KARADA内科クリニック副院長。日本消化器学会専門医として数多くの臓器を専門とし、逆流性食道炎や便秘などの身近な病気から、各臓器のがんの診療に従事。内視鏡検査は胃と大腸カメラをあわせて年間約2,000件の実績。川崎市立多摩病院にて内視鏡センター副センター長、消化器内科病棟長などを歴任し、現職へ至る。

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