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公開:2026.03.09 医療情報

ブルーリボンをご存じですか?

こんにちは、KARADA内科クリニック五反田院副院長の末谷です。今日は、題にも書いた「ブルーリボン」について、お話ししようと思います。 

ブルーリボンとは

「ブルーリボン」は、大腸がんの啓発活動のシンボルです。 

日本でも毎年3月は「大腸がん啓発月間」とされ、ブルーリボンを通じて大腸がん検診の重要性が広く呼びかけられています。 
乳がんのピンクリボンと同じように、大腸がんの早期発見や検診の重要性を広く伝えるために世界中で使われています。 

日本でも大腸がんは非常に多いがんの一つで、男女ともに患者数が増えている病気です。しかし、大腸がんには大きな特徴があります。 

早期に見つかれば治る可能性が高く、検査によって予防することもできるがんです。 

そのため、ブルーリボンは「大腸がんは検診で防ぐことができるがんです」 
というメッセージを伝えています。 

若い世代でも大腸がんが見つかることがあります 

以前は大腸がんは「50歳以上の病気」と言われることが多くありました。しかし近年は、30〜40代で見つかる大腸がんも報告されるようになっています。 

その背景としては 

  • 食生活の欧米化 
  • 肥満 
  • 運動不足 
  • 腸内環境の変化 

などが関係している可能性が指摘されています。 

もちろん若い世代で多い病気というわけではありませんが、「若いから大丈夫」と言い切れない時代になってきています。 

30代で見つかる大腸がんの実例 

実際の診療でも、30代の方で大腸がんや大きなポリープが見つかるケースがあります。 
例えば次のようなケースです。 

ケース①:30代男性 血便をきっかけに発見 

血便があり「痔だと思っていた」と受診された方が、大腸カメラ検査で大腸の腫瘍が見つかったケースがあります。早期の段階で見つかり、治療につながりました。 

ケース②:30代女性 健診の便潜血陽性から発見 

健康診断で便潜血陽性となり、大腸カメラを行ったところ、将来がんになる可能性のある大きなポリープが見つかり、その場で切除しました。 

ケース③:30代男性 便通異常がきっかけ 

腹痛や便秘・下痢の繰り返しをきっかけに検査を行い、ポリープが見つかり治療につながったケースもあります。 

30代の大腸がんは決して多いわけではありませんが、症状がある場合には年齢に関わらず検査が大切です。 

大腸がんは「予防できるがん」です 

大腸がんの多くは 「ポリープ → がん」という段階を経て進行します。 

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は、「ポリープを見つけ、その場で切除する」ことができるため、がんになる前に治療することが可能です。 

つまり大腸カメラは、がんを見つける検査であると同時に、がんを予防する検査でもあります。 

こんな症状がある方は検査をおすすめします 

次のような症状がある場合には、一度ご相談ください。 

  • 血便がある 
  • 健診で便潜血陽性と言われた 
  • 便秘や下痢が続く 
  • お腹の張りや腹痛が続く 
  • 家族に大腸がんの方がいる 

特に便潜血検査で陽性となった場合には、大腸カメラによる精密検査が必要です。 

ブルーリボンが伝える大切なメッセージ 

ブルーリボンが伝えているメッセージはシンプルです。 

「大腸がんは、検査で防げるがんです。」 

症状がある方はもちろん、40歳を過ぎてまだ検査を受けたことがない方も、 
一度大腸カメラを検討してみてください。 

当院で行えること 

  • 鎮静剤を使用した検査 
  • 消化器内視鏡専門医による検査 
  • 日帰りポリープ切除 
  • CO2送気 
  • 最新の細径内視鏡の導入 

など、安心で苦痛の少ない大腸カメラ検査を行っています。 
気になる症状がある方や検査をご希望の方は、お気軽にご相談ください。 

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KARADA内科クリニック副院長。日本消化器学会専門医として数多くの臓器を専門とし、逆流性食道炎や便秘などの身近な病気から、各臓器のがんの診療に従事。内視鏡検査は胃と大腸カメラをあわせて年間約2,000件の実績。川崎市立多摩病院にて内視鏡センター副センター長、消化器内科病棟長などを歴任し、現職へ至る。

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