KARADA内科クリニック | 五反田(品川区)・渋谷

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公開:2022.11.11 /
更新:2024.03.22
医療情報

PrEP(プレップ)はHIV専門クリニックへ|HIV予防薬

HIV専門クリニックの
安心PrEPを
あなたに


当院の特徴

POINT 01

東京都指定医療機関
HIVの患者の診療・治療クリニック

当院は実際にHIV感染症を治療しており、東京都が指定する限られた医療機関です。
HIV患者さんを診療・治療するには高度な専門知識が必要となり、エイズ学会認定医による国内ガイドラインに沿った診療が受けられます。

POINT 02

メディアに多数出演
専門医が診察・監修

情報番組スッキリや世界一受けたい授業をはじめ、メディアに多数出演し感染症の情報を発信している感染症専門医師が監修しています。

POINT 03

仕事帰りも通いやすい
便利な駅チカクリニック

渋谷院はスクランブル交差点すぐ。
五反田院は駅から徒歩1分。

POINT 04

面倒な通院不要
オンライン診療で診察・処方が可能

クリニックに来院出来ない方は、スマホ1つで受診・処方する事が可能です。
PrEPを個人輸入されている方、購入をご検討されている方もご相談ください。

料金

診察代は含まれています

ジェネリック(後発薬)

デイリーPrEP
セット検査なし9,900円(税込)/ 1ヶ月
22,000円(税込)/ 3ヶ月
セット検査あり13,200円(税込)/ 1ヶ月
25,300円(税込)/ 3ヶ月
46,000円(税込)/ 6ヶ月※
6か月分は、検査2回分含む(PrEPは3カ月毎の検査が推奨されています。開始時の検査と合わせて、3カ月後の検査キットをお渡しします)
※6か月分は、今までtafero EMを服用した事がある方に限ります
オンデマンドPrEP
1回あたり5,500円(税込)/ 4錠
1ボトル9,900円(税込)/ 30錠

先発薬

デイリーPrEP
セット検査なし154,000円(税込)/ 1ヶ月
セット検査あり157,300円(税込)/ 1ヶ月

薬について

先発薬: デシコビ
後発薬: TAFERO EM(タフェロEM)

ドキシペップセット

PrEPを服用されている方の特別価格
1回分2,200円(税込)
5回分6,600円(税込)
10回分9,900円(税込)

コンドームを使用しない性行為があった後72時間以内に抗生物質を内服することによって、梅毒・クラミジア・淋菌の感染リスクを下げることができるという、新しい性感染症予防法です。

ED治療薬セット

費用
シアリス10mg1,650円(税込)/ 1
シアリス20mg2,200円(税込)/ 1
シルデナフィル50mg990円(税込)/ 1

その他

セット検査

3,300円(税込)

内 容

  • HIV※・梅毒※・B型肝炎※・腎機能のセット検査

※当日結果が分かる迅速検査に切り替え可(無料)
※梅毒のみ、過去に感染した方は迅速不可

初回投与前や内服開始数か月には検査が必要です

追加オプション検査

4,400円(税込)

内 容

  • 淋菌・クラミジア検査

※尿or膣、のど、肛門の3か所から、最大3か所まで 同一料金で検査箇所をお選びいただけます。

(ご自身で輸入されている方向け)
PrEP中の性感染症チェックセット

5,500円(税込)

内 容

  • HIV※・梅毒※・B型肝炎※・腎機能のセット検査

※追加料金なしで当日結果が分かる迅速検査に切り替え可
※梅毒のみ、過去に感染した方は迅速不可

他院でPrEPの処方を受けている方や、オンラインショッピングなどでインターネットにより海外製の PrEP(プレップ)を個人輸入して内服している方を対象に、当院でしっかり内服中の健康面をフォローいたします。テンビルem・ツルバダなど個人輸入している方もご相談ください。

PrEP(プレップ)とは?
What’s PrEP?

HIV未感染者の高リスク者が、感染リスクを軽減するために抗HIV薬を予防的に内服することです。暴露前予防ともいわれる性病予防。
当院では費用や価格を安く抑えたジェネリックのPrEP(プレップ)も処方しております。

PrEP療法の種類

デイリーPrEP

抗HIV薬を1種類、1日1回1錠毎日内服する


オンデマンドPrEP

抗HIV薬を1種類、性行為の前日2錠・当日1錠・翌日1錠、合計4錠服用

監修医

感染症専門医 佐藤昭裕

KARADA内科クリニック院長。医学博士。日本感染症学会専門医・指導医。 総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、ワクチン診療などに従事。「東京都感染症マニュアル2018」などの作成に携わる。 東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。
●日本テレビ スッキリに感染症専門家として毎週出演していた他、世界一受けたい授業・ザ!世界仰天ニュースなど出演多数 ●Yahoo!ニュース公式コメンテーター

オンライン診療の流れ

以下のバナーをクリックするとご覧いただけます。

PrEPの効果

この予防方法がHIV感染予防に効果がある、という科学的根拠は非常に多くの論文から報告されており、その効果は44~90%程度の幅とされています。

しかし上記の飲み方をしっかり守れば、その効果は99%以上ともいわれます。
安全性についても、「重篤な有害事象や耐性ウイルスの出現頻度は、プラセボ群(偽薬を飲ませた群)と比較して有意差なし」とされており、安心して行える予防方法と言えます。
日本では保険適応外であり、自由診療となります。

PrEP療法が推奨される方

パートナーがHIV感染者である
不特定多数との性行為がある
コンドームを使用しないアナルセックスをすることがある
仕事が性風俗関係である など
特に、コンドームなしの肛門性交がある、過去6か月のうちに性病にかかったことが判明、HIV感染者と性的関係がある方に推奨されています。

副作用について

頻度は稀ですが、PrEP服用中に腎臓に問題が生じる場合があります。内服を開始する前に腎臓の機能を確認することにより、PrEPを中止すべきかどうかを判断をさせていただきます。

当院では、PrEPの開始前と内服終了後に血液検査(血液中のクレアチニンおよびeGFR)で腎臓の機能を確認しております。なお、内服中に腎臓機能の障害に患者さん自身が気づくことは難しいかもしれません。腎臓機能の障害は、症状が出ることは比較的進行した状態です。進行すると体が浮腫むことや尿量が低下したりします。

また、頭痛や吐気を感じる方もいらっしゃいますが、多くの方は1週間くらいたつと慣れてきて、何も感じなくなる方がほとんどです。

よくある質問

飲み忘れても平気ですか?

できるだけ毎日内服していただきたいです。それは、きちっと内服することで、90%以上の予防効果があるという報告があります。(Lancet Infect Dis.2014 Sep;14(9):820-9.)言い換えれば、できるだけ飲み忘れのないように心がけていただき、治療効果を高めてHIV感染を皆様に予防していただければと考えています。

一生内服する必要がありますか?

人のHIV感染リスク・性交渉の頻度はその人の人生において一定ではあることはないと思います。生活環境の変化や時間の経過とともに変わることでしょう。たとえば、新しい都市に移ったり、パートナーとの関係解消あるいはその他のパートナーへの変化など事情は様々でしょう。したがって、状況によって感染リスクも様々です。当然性交渉などリスクがなくなれば、内服を続ける必要はないと思います。これらは時に「リスクの時期」とも呼ばれます。人はさまざまな理由でPrEPの使用をやめるかもしれません。たとえば、性行動を変えたり、HIV陽性のパートナーのウイルス量が検出限界以下に達したり、あるいは関係が安定してほかと性交渉をしない1対1の関係になったりするかもしれません。PrEPの服用者に対するサポートには、HIVの曝露リスク、PrEPを安全にやめたり再開する方法の啓発といった、PrEPを取り巻く状況の認識を含める必要があるでしょう。 PrEPをやめる場合でも、最後のHIVの感染リスクがあったあとの数日間は、服用を続ける必要があります。

オンデマンドとは何ですか?効果がありますか?

性行為前に2錠剤、直後に1錠剤さらに24時間後に1錠剤飲む方法です。これはフランスとカナダで実施された肛門性交渉(HIV感染リスクの高い性交渉)におけるHIV感染予防を調べた研究で高い効果がありました。(N Engl J Med. 2015 Dec 3;373(23):2237-46.)性交渉が計画的に実施されるような方では使用が推奨できますが、性交渉の頻度や偶発的に行為を行うことが少しでもある方はデイリーPrEPの方が予防しやすいのではないでしょうか。

ジェネリックと先発品の違いは何ですか?安全性は問題ないですか?

ジェネリック薬品とは、一般的に新薬と同じ有効成分を含む医薬品のことを指します。新薬は研究開発投資が大きいこと、また発売後に一定期間有効性・安全性を評価するため、それらの費用を加味した価格が設定されています。一方で、ジェネリック薬品はその開発費が100~1000分の一程度に抑えられると言われており、安価で皆様の元に効果を同じくして提供することが可能になっております。ただし、海外から輸入する事となるPEP/PrEPのジェネリック医薬品は万が一副作用が生じても、国内の健康被害救済制度は適応とならない点だけご理解ください。

PEPとPrEPの違いを教えてください

PrEPはPEPと異なります。PEP( Post– Exposure Prophylaxis「曝露後予防内服」)とPrEP(Pre-Exposure Prophylaxis「曝露前予防内服」)の主な違いは、PEPはHIVに暴露したと考えられる性交渉「後」に服用され、PrEPは性交渉「前」に毎日継続して服用される点です。

PrEP療法を医師に相談する理由

  1. PrEP開始前に、HIVにすでに感染していないかを必ず検査が必要です。HIV感染に気付かず、PrEPを開始してしまうと、抗HIV薬に耐性な(効かない)ウイルスとなってしまうことがあります。
  2. PrEP開始後も定期的にHIV検査を受けてください。もし内服中にHIV感染を起こしてしまい、それに気づかずPrEPを続けた場合、一部の抗HIV薬が無効となってしまう恐れがあります。
  3. 慢性B型肝炎の合併がある方がPrEPをやめるときには慎重な判断が求められます。PrEPの内服をやめる場合には、事前に医師にご相談下さい。
  4. PrEPにより、高確率でHIV感染症は予防できますが、他の性感染症には効果がありません。コンドームでの予防はその観点からも、引き続きお願いいたします。

参考文献

参考リンク

PrEP in JAPAN
https://prep.ptokyo.org

WHO
PrEPに関するページ。
https://www.who.int/teams/global-hiv-hepatitis-and-stis-programmes/hiv/prevention/pre-exposure-prophylaxis

CDC
PrEPに関するページ。
https://www.cdc.gov/hiv/risk/prep

HIVマップ
すぐに役立つHIVの情報サイト。
https://hiv-map.net

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KARADA内科クリニック院長。医学博士。日本感染症学会専門医・指導医。 総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、集中治療、院内感染対策、ワクチン診療などに従事。 「東京都感染症マニュアル2018」や「感染症クイック・リファレンス」などの作成に携わる。 東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。 ●日本テレビ スッキリに感染症専門家として毎週出演していた他、世界一受けたい授業・ザ!世界仰天ニュースなど出演多数 ●Yahoo!ニュース公式コメンテーター

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