KARADA内科クリニック | 五反田(品川区)・渋谷

WEB予約

ブログ

公開:2019.05.07 クリニック紹介

総合内科(総合診療科)をご説明します

こんにちは、KARADA(からだ)内科クリニック院長の佐藤です。
今回は当院の診療科目である総合内科(総合診療科)についてご紹介をしたいと思います。

 

みなさんは総合内科(総合診療科)と聞いて、
すぐにどのような病気をみる科かご存知でしょうか?
以前に比べるとだいぶ一般的になってきましたが、
まだまだ認知度は高くないのではないと思います。

私個人としては下記のようにとらえていただけると理解しやすいと思っております。

  1. 診断のついていない(つけられていない)病気を診断する
  2. 複数の病気をもっている方の治療を行う
  3. 何科にかかって良いかわからないときにまず受診し、必要があればかかるべき科へ紹介する

1.診断のついていない(つけられていない)病気を診断する

 

これはNHKで「総合診療医ドクターG」という番組があるのをご存知の方もいらっしゃると思いますが、
様々な病院へ行っても診断のつけられないカラダの不調や症状について診断をつける、というものです。

なぜ他の病院で診断がつかなかったものをつけることができるのか、
という疑問があると思います。

これは総合内科(総合診療科)の医師は一つの臓器にとらわれず、カラダ全部をみるトレーニングを受けているからです。

例えば、「お腹も痛いけど、のども痛い」という患者さんの場合は、
大学病院や総合病院へ行くと何科を受診することになるでしょうか?
おそらく多くの場合は、「お腹の痛み=消化器内科」、
「のどの痛み=耳鼻咽喉科」になると思います。

それぞれが別々の病気のせいで起こっていれば、
その2つの診療科を受診すれば解決するかもしれません。
しかし、その2つの症状が1つの病気によるものだった場合に診断が適切にされない恐れがでてきます。

その原因は実はお腹でも、のどでもなく、心臓の病気が原因だった、ということもあるからです。

「一つの臓器にとらわれず、カラダ全身を診る」ことができる総合内科医(総合診療医)の得意技とも言えます。

 

2.複数の病気をもっている方の治療を行う

 

例えば、高血圧症・糖尿病・花粉症・腰痛をもっている患者さんは何科にかかるでしょうか?

多くの場合は「循環器内科、糖尿病内科、耳鼻咽喉科、整形外科」だと思います。
しかし総合内科(総合診療科)であれば1つの診療科へ通うだけで事が足ります。
「すべての病気をそれぞれの専門医にみてもらいたい」という方もいると思いますが、
「専門医にみてもらった方が良い」という段階があります。

その段階の方や、その段階にまで至ってしまった方はすぐに専門医へ紹介をします。

その段階を見極める能力も総合内科医(総合診療医)の得意なところです。

 

3.何科にかかって良いかわからないときにまず受診し、必要があればかかるべき科へ紹介する

 

先ほどの1.の説明とかぶるところがありますが、
複数の症状があるときや、臓器が特定できない症状がある場合に大病院へ行くと
何科にかかってよいか迷ってしまうことがあると思います。

「お腹も痛いし、のども痛い」、「血圧と糖尿病と花粉症と腰痛をまとめてみてほしい」、
「何となく体がだるくて、食欲がない」、「健康診断で異常を指摘されたけど、何科行けばいいかわからない」など
様々なお悩みがあると思いますが、そんなとき総合内科(総合診療科)を受診すれば、
「総合内科(総合診療科)で完結できる病気であれば検査、治療まで行う」
もしくは
「専門医へ紹介したほうが良ければ、しかるべき科へ紹介する」ことができます。

私は大学病院の総合内科(総合診療科)で勤務をし、
その後長崎県の五島列島へ行き、離島医療に従事しました。
離島のような医療資源が少なく、医師の数が少ない場所こそ、
総合内科医(総合診療医)がおおいに役立つと考えたからです。

離島での経験はまた別の機会にご紹介させていただきたいと思います。

このように総合内科医(総合診療医)は「一つの臓器にとらわれず、カラダ全身をみることができる」医師です。

大学病院にも離島にももちろん必要な存在ですが、五反田という発展著しく、
また、多くの方が住まれている街のニーズにもかなりマッチした診療科だと思います。

KARADA(からだ)のことはKARADA(からだ)内科クリニックへ是非ご相談ください。

The following two tabs change content below.
KARADA内科クリニック院長。医学博士。日本感染症学会専門医・指導医。 総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、集中治療、院内感染対策、ワクチン診療などに従事。 「東京都感染症マニュアル2018」や「感染症クイック・リファレンス」などの作成に携わる。 東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。 ●日本テレビ スッキリに感染症専門家として毎週出演していた他、世界一受けたい授業・ザ!世界仰天ニュースなど出演多数 ●Yahoo!ニュース公式コメンテーター

最新記事 by 佐藤 昭裕 (全て見る)

PAGE TOP