東京都を中心に、新型コロナウイルス感染症の感染者数が増えてきており、「第2波に入った」と言ってもよい状況です。
検査関連で第1波と違うところは、コロナに対する検査の種類が増えたことと、検査を受けやすくなっている、という二点だと思われます。
報道でも数多くの検査法が紹介され、ニュースでも当たり前のようにその検査法の名前が使われるようになってきています。
もう一度ここで、どういう時にどのような検査を受けた方が良いのか、それはどこでどのように受けられるか、をまとめておきたいと思います。
「今コロナに感染しているか?」を調べる検査です。
現在のところ、症状のない無症候性感染者や濃厚接触者は鼻腔か咽頭ぬぐいでの検査が推奨されています。唾液での検査は「症状がある人だけ」ということです。
自費での検査は、様々なクリニックで受けることが可能になってきています。
ただ、症状があり、「医師が検査が必要」と判断された方は、公費での検査が可能となります。
つまり「新型コロナのPCR検査代は無料」ということです。
※上記を除き、診察料や採血をした場合などは通常通り負担が必要です
この検査が受けられるのは、当院もしくは帰国者・接触者外来があるような大きな病院や、保健所などにある新型コロナのPCR検査センターなどです。
当院は東京都と契約を結び、公費での新型コロナのPCR検査も可能となっておりますので、症状があり検査を希望される方は、一度電話でお問い合わせください。(検査には医師が必要と判断する事が必要ですので、一度ご相談ください)
また、海外へビジネス、旅行目的で渡航される際に、陰性証明書や健康証明書の提示を入国時に求められる国が増えてきています。当院は日本渡航医学会の協力機関であり、ガイドラインに則った検査を行っています。
<こんな方にはPCR検査>
【公費】
【自費】
当院では上記すべてに対し、対応が可能です。
自費でのPCR検査については、過去のブログもご参照ください。
→●海外渡航含む、自費PCR検査に関してはこちら(クリック)
PCR検査と同じで、「今コロナに感染しているか?」を調べる検査です。
精度はPCRに比べ劣りますが、簡易キットがあるため、15分程度で結果が判明するものもあります。
今後精度が改善された検査キットが出てきたら、クリニックなどでできる検査の主流となるかもしれません。
今のところ、「抗原」検査は当院で受けることはできません。
「過去にコロナに感染したことがあるか?」を調べる検査です。
「今感染しているか?」にはむいていません。血液検査を行い、10分程度で結果が判明します。
一般的に「抗体をもつ」ということは、その感染症にある一定期間はかからないということになりますが、今回の新型コロナウイルス感染症では、まだ詳細はわかっていません。
よって、「抗体検査が陽性」だったとしても、また数か月以内に再感染してしまうことがあるかもしれませんし、数か月でこの抗体は血液中からなくなってしまう可能性もあるのです。
抗体検査は今のところ保険診療では認められていませんので、すべて自費検査となります。
<こんな方には抗体検査>
【自費】
当院では迅速検査(採血をして10分後に結果が判明)を行っております。
新型コロナウイルス感染症につきまして、当院であれば新型コロナのPCR検査も抗体検査も受けることが可能です。
抗体検査は10分程度で、新型コロナのPCR検査は19時までに検査を受けていただければ翌日17時以降には結果が判明します。新型コロナウイルス感染症については、感染症専門医のいるKARADA内科クリニックまでご相談ください。