KARADA(カラダ)内科クリニック院長の佐藤です。
インフルエンザ、風邪、胃腸炎が猛威をふるっています。
皆さん、体調は大丈夫でしょうか?
そんな中、もう「あの話」をしなければなりません。
そう、花粉症です。
私自身もひどい花粉症で、毎年悩まされています。
なぜもう花粉症?と思うかもしれませんが、
関東では毎年1月下旬から2月上旬に花粉が飛散しだします。
2020年は2月10日~と予報が出ております。
花粉症シーズン真っただ中に来院される患者さんの中には、
「薬飲んでも全然効かない!」
「少しは良くなるけど、もっとちゃんと症状を抑えたい!」とおっしゃる方が多いです。
その中の多くの方は、「症状が出だしてから薬を飲みだしている」ことが多いです。
これでは、薬の作用から考えても、なかなか効きません。
花粉症の症状をしっかり抑えるためには、
「症状が出る前から」、「花粉が飛散する前から」、
というタイミングで薬を飲み始めるのが重要です。
これにより、症状がほとんどでないで済むようになります。
もう一つ、陥りがちな罠をご紹介します。
「花粉症の薬」というと、
多くは抗ヒスタミン薬(アレグラ®、アレロック®、タリオン®、ザイザル®、ルパフィン®など)という種類の薬が処方されます。
これによりアレルギー反応が抑えられ、
くしゃみや鼻汁、のどのイガイガなどの症状は和らぎます。
しかし、抗ヒスタミン薬を飲まれている患者さんの中に、
「鼻づまり(鼻閉)だけはどうにもならないね~」という声を聴くことがあります。
これはその通りで、鼻づまりに抗ヒスタミン薬はあまり効きません!
「抗ロイコトリエン薬」(キプレス®、オノン®など)という種類の薬を追加することで、
鼻詰まりは改善されます。
ですので、しっかり「鼻詰まりもあります」と医師に伝えなければ、
この抗ロイコトリエン薬は処方されず、
抗ヒスタミン薬しか処方されない可能性があります。
鼻詰まりがひどい方は、しっかりと症状を医師へ伝えるようにしましょう。
ということで、花粉症シーズンを前に、より症状を抑えるためのポイントは2つです。
1.花粉が飛散する前から薬を飲みましょう
2.鼻づまりの症状が出る方は、医師に伝え、薬剤を追加してもらいましょう
KARADA内科クリニックでは、飲み薬だけでなく鼻にシュッとする点鼻薬や、
目のかゆみを抑える目薬も処方可能です。
院長自身が花粉症ということもあり、
その症状のつらさは非常によくわかります。
何とか今年は楽な春を過ごしたいですね。
花粉症のことは品川区五反田にあります、KARADA内科クリニックへご相談ください。
下記にも花粉症やアレルギーの事をご紹介しています。