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息切れがする(労作時呼吸苦)

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KARADA内科クリニック 五反田院

院長 佐藤 昭裕

KARADA内科クリニック 五反田院

院長 佐藤 昭裕

総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、集中治療、院内感染対策、ワクチン診療などに従事。性感染症(性病検査)も専門とする。
「東京都感染症マニュアル2018」や「感染症クイック・リファレンス」などの作成に携わる。

東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。

-著書『感染症専門医が普段やっている 感染症自衛マニュアル』
●日本テレビ スッキリに感染症専門家として毎週出演していた他、世界一受けたい授業・ザ!世界仰天ニュースなど出演多数
●Yahoo!ニュース公式コメンテーター

認定資格
  • 医学博士
  • 日本感染症学会専門医・指導医
  • 日本内科学会認定医
  • 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
  • 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
  • 日本エイズ学会認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 臨床研修指導医(厚生労働省)
  • 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)

息切れは心臓疾患か肺疾患に分けることができます。これまでに心不全と診断された方であれば、すぐに専門医への受診が望ましいです。急を要する病気も含まれているため、早めの受診をお勧めします。

・心不全

心臓の働きが何らかの原因(心筋梗塞、肺塞栓、心室肥大など)により弱まることにより起こります。両足のむくみは、心臓のポンプ機能が弱まることにより足に水が溜まってしまっている状態です。胸部レントゲン、心電図、心エコーなどで診断をつけます。すぐに専門医への受診が必要です。

・気胸

肺に穴が開き、肺がしぼんでしまった状態です。若い男性で痩身の方がなりやすいです。息が苦しくなり、片側もしくは両方の胸が痛くなります。胸部レントゲンで診断をつけます。気胸の程度により、管を入れる必要性があります。

・COPD(肺気腫)

長期の喫煙が原因となり、肺の細胞が壊れることにより起こります。高齢男性に多いです。胸部レントゲン、呼吸機能検査、採血で診断をつけます。治療としては吸入薬となります。最終的には在宅酸素療法が必要となることがあります。

・気管支喘息

空気の通り道となる「気道」が狭くなり、呼吸が苦しくなる病気です。原因としては、アレルギー、気圧、温度、薬など様々で、どれが原因かを調べることも重要です。呼吸の際に「ヒューヒュー」という音がしたり、激しい咳もでることがあります。胸部レントゲン、呼吸機能検査、採血で診断をつけます。治療としては吸入薬、点滴、内服薬となります。

・貧血

血液中のヘモグロビンという物質が減少した状態をいいます。原因としては鉄・ビタミン欠乏、出血などがあるため、採血でどのタイプの貧血かを調べることが重要です。治療は原因に応じて異なりますが、若い女性の貧血は「鉄欠乏性貧血」という、鉄の不足が原因なものが多いため、鉄剤の内服をすることが多いです。

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