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鼻水がでる(鼻汁)・鼻がつまる(鼻閉)

ともに風邪やアレルギー性鼻炎に代表される症状です。耳鼻咽喉科と内科領域にオーバーラップしますが、中には内科的な病気が隠れていることもあります。

・かぜ症候群(かぜ)

かぜのときには、のどの痛みと咳を伴います(かぜの定義として、「鼻水、のどの痛み、咳が同程度に存在していること」というのがあります)。鼻の粘膜を見てみると、赤く柔らかく腫れ、淀んでいます。鼻水は初期は透明ですが、徐々に色(黄緑)を帯びてきます。これは白血球という自信の免疫が頑張って戦っている症候であり、「重症化している」とか「抗生物質が必要」、とかは関係ありません。基本的には解熱剤や総合風邪薬などの対症療法となります。咳に対しても根本的な治療はなく、咳止めを使用します。

・副鼻腔炎(蓄膿症)

かぜが悪化したり、もともと鼻が詰まりやすい方に起りやすい病気です。顔には副鼻腔と言われる空洞がいくつか存在します。そこに鼻汁がたまってしまい炎症を起こしてしまうと、副鼻腔炎を起こすことがあります。副鼻腔炎になってしまうと、鼻詰まりがひどいだけでなく、目の奥や歯が痛く感じることがあり、お辞儀をしてみると痛みが悪化します。鼻水が喉の奥に垂れ込むことにより、咳込むこともあります。問診や診察、顔面のレントゲンを撮ったりして診断をつけます。解熱鎮痛剤や鼻詰まりを改善する薬をはじめは内服し、それでも改善しない場合は抗生物質を内服することもあります。

・アレルギー性鼻炎

急性アレルギー性鼻炎は、目のかゆみや、突発的なくしゃみ、目・鼻・のどのかゆみと咳を伴うことがあります。鼻の粘膜を見てみると、白くなっています。季節性の鼻炎は通常花によるものですが(いわゆる花粉症)、持続する慢性的な鼻炎は、動物、ほこり、ダニ、カビなど身近な物質に対するアレルギー反応であることが多いです。どの物質に対してアレルギーをもっているかを調べられる、血液検査があります(View39)。根本的な治療はその物質との接触を避けること、例えば部屋の掃除を小まめにしたり、イヌやネコと触れ合わないようにしたりすることです。症状を抑える、ということで抗アレルギー薬を内服します。

・血管運動性鼻炎

市販薬の鼻詰まりを改善させる鼻スプレーは、鼻粘膜の血管を収縮させることにより、鼻詰まりを一時的に改善させます。しかしこれを連続使用してしまうと、3-4日後に鼻詰まりが悪化してしまうことがあります。この症状は、寒さや感情、または性的な興奮によって悪化することもあります。鼻詰まりに対して、鼻水はあまりでないのが特徴です。

・サルコイドーシス

発熱・倦怠感・体重減少などの全身症状、咳・呼吸困難のような呼吸器症状、結節性紅斑・紫斑・皮疹などの皮膚症状を引き起こす全身性の病気です。この病気の約20%程度に両側性の鼻閉、つまり鼻づまりを起こすことがあります。特殊な血液検査を行ってまず疑い、確定診断のためには病理検査と言って、皮膚やリンパ節などを一部採取し、顕微鏡で観察し診断をつけます。治療は副腎皮質ステロイドホルモン剤や免疫抑制剤で行います。

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