- 医学博士
- 日本感染症学会専門医・指導医
- 日本内科学会認定医
- 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
- 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
- 日本エイズ学会認定医
- 日本医師会認定産業医
- 臨床研修指導医(厚生労働省)
- 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)
女性が悩まされることの多い便秘ですが、便秘も様々な原因から起こります。「便が出ないから下剤を飲む」前に、一度根本的な原因がないか、調べることをお勧めいたします。
抑うつ状態において、便秘は、気分や認知の障害、その他の自律神経症状と関連して現れる一般的な症状です。
小学生や中学生などの若い時から発症して長期にわたる経過をたどります。差し込むような腹痛と、それに続く排便、お腹のはり、便秘がみられます。通勤・通学中の電車の中で急にお腹が痛くなり便意を催しやすい方は疑わしいです。症状は精神的ストレスにより悪化します。お腹が緩くなり下痢をするタイプと、便秘になるタイプ、両方を繰り返すタイプなど様々です。ストレスを取り除くことと、内服薬で改善します。
甲状腺ホルモンが出なくなってしまうことにより、体のだるさや体重増加、寒さに弱くなる、甲状腺の腫大、便秘などを起こします。採血により甲状腺ホルモン値をまず調べ、診断をつけます。治療は甲状腺ホルモンの補充です。
何らかの病気が脊髄にあることにより、排便をコントロールできなくなり、便を自主的に出すことが困難になります。その原因は、脊髄腫瘍、多発性硬化症、脊髄癆など様々です。MRIで診断をつけます。
慢性的な下剤、鎮痛薬、鉄剤、抗うつ薬などの使用により、慢性的な便秘を起こします。
運動不足により腸の動きが低下したり、水分摂取が不足することにより便が固くなります。