- 医学博士
- 日本感染症学会専門医・指導医
- 日本内科学会認定医
- 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
- 日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
- 日本エイズ学会認定医
- 日本医師会認定産業医
- 臨床研修指導医(厚生労働省)
- 身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)
胃液は強い酸性の消化液であり、食物の消化と侵入してきた細菌の殺菌という役割を担っています。通常であれば胃粘膜には胃液から守る機能がありますが、なんらかの原因によってその機能がうまく働かず、胃液が胃自身や十二指腸を消化してしまい、えぐられるように深く傷つけられた状態が胃・十二指腸潰瘍です。その原因として多いのはピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)感染と、NSAIDsと言われる非ステロイド性抗炎症薬・痛み止めの副反応です。症状としては、心窩部痛が代表的な症状です。他にも、背中の痛み、食欲不振、胸やけ、もたれ、吐血、下血などを起こすこともあります。空腹時に痛くなる時は十二指腸潰瘍、食後に痛くなる時には胃潰瘍の可能性があります。検査は胃カメラを行う必要があります。治療は、絶食、胃酸の分泌を抑える薬の投与が必要となります。