急性膵炎は膵臓に急激な炎症が起きる病気です。急性膵炎がおきると膵液に含まれる消化酵素が活性化し、膵臓自身や膵臓の周囲をとかしてしまう病気です。重症化すれば命の危険性に係わる状態にもなりえます。アルコールによるものが最も多く、胆石性、特発性(原因不明)もあります。 症状は、激しい上腹部痛の持続です。膵臓は胃の後ろ、背骨の前にあるために背中の痛みを生じることも多くあります。痛みが強い時に上を向いて寝ると腫れ上がった膵臓が背骨に圧迫されて痛みが強くなり、逆に体を丸くすると楽になることが多いです。 診断には採血で膵臓の酵素を測定したり、CT検査が必要となります。診断がついた場合には、入院加療が必要となります。