発熱、腹痛、下痢がメインですが、血便まで出てしまう方もいます。下痢よりも発熱が先に出る方もいます。中には溶血性尿毒症症候群(HUS)という状態になってしまう方もいて、こうなってしまうと腎不全となり、命の危険性があります。
赤痢菌を見つけるために、便を採取し、培養検査を行います(便培養)。その培養検査により赤痢菌が検出されれば、確定診断となります。
抗生物質の内服を行います。
抗生物質の例:レボフロキサシン(LVFX)
先進国での流行はなく、多くが途上国からの帰国者です。海外旅行に行く方は、屋台などの上水道が整備されていない場所での食事を避けるようにし、衛生的なレストランで食事をとることが重要です。また、こまめに手を洗ったり、ウェットティッシュで手を拭くようにしましょう。