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公開:2023.04.03 /
更新:2023.07.05
医療情報

品川区の帯状疱疹ワクチン接種費用一部助成について

当院は感染症を専門としており、ワクチンの専門外来を実施しております。本ブログでは品川区の帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成について解説いたします。

帯状疱疹とは?

帯状疱疹とは、体内の神経節とよばれる部位に潜伏している「水痘・帯状疱疹ウイルス」が、免疫が低下したり、寝不足・疲労などにより活性化し、発疹・水疱・痛みが出現してしまう病気です。
加齢とともに発症率があがり、しびれや痛みなどの後遺症を残してしまうことがあります。またその痛みはとても強いことが多く、生活に支障が出てしまう方もいらっしゃいます。
これまでは小児のころに接種する「水痘ワクチン」をうつことでその発症予防をしていましたが、新しいタイプのワクチンも出現し、その効果はとても高くなっています。
(過去記事の帯状疱疹を予防するワクチンを参照する)

品川区の助成の内容は?

今回、品川区が下記の通りワクチン接種の一部助成をしてくれることになりました!ワクチンは原則自費ですので、費用負担がかなり大きかったですが、区が一部助成をしてくれることになりましたので、対象の方はぜひご検討をしてみてください。

対象

接種日時点で50歳以上の品川区民

助成額

①弱毒性生ワクチン(ビケン)

1回あたり 5,000円助成(1回まで)

②不活化ワクチン(シングリックス)

1回あたり10,000円助成(2回まで)

助成開始日

令和5年7月1日 (令和5年6月30日以前に接種した場合は全額自己負担となります。また、自費で接種した場合の償還払いもなし。)

助成の受け方

<Step.1>

予防接種予診票を申し込む(令和5年4月1日受付開始)

品川区電子申請サービスもしくは電話のいずれかで申しこみが可能です。

  • 品川区電子申請サービス(令和5年4月1日受付開始)
  • 電話申し込み(令和5年4月1日受付開始) 03-5742-9152(品川区保健所保健予防課)へご連絡ください。

<Step.2>

4月から6月に申し込みした分は、6月下旬頃に予防接種予診票が自宅に届く。

<Step.3>

当院の予約をとる。

  • WEB予約の場合
    以下より 総合内科・感染症内科ワクチン(コロナ・インフルエンザ以外)でご予約ください。
  • お電話でご予約の場合
    03-3495-0192 までお電話ください

当院での最終費用は?

この品川区の助成を利用することにより、当院でのワクチン接種費用は下記となります。

①弱毒性生ワクチン(ビケン)

1回接種のみで終了   
1回接種 【ワクチン接種料】2,700円

②不活化ワクチン(シングリックス)

2回接種必要、2回目の接種は1回目接種から2か月後
接種1回目【ワクチン接種料】13,100円
接種2回目【ワクチン接種料】13,100円

参考

品川区

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KARADA内科クリニック院長。医学博士。日本感染症学会専門医・指導医。 総合診療医として全身の幅広い診療と、感染症専門医としてHIV感染症や結核、マラリアなどの診療に加え、集中治療、院内感染対策、ワクチン診療などに従事。 「東京都感染症マニュアル2018」や「感染症クイック・リファレンス」などの作成に携わる。 東京医科大学病院感染症科医局長や東京医科大学茨城医療センター感染制御部部長、感染症科科長などを歴任し、現職に至る。 ●日本テレビ スッキリに感染症専門家として毎週出演していた他、世界一受けたい授業・ザ!世界仰天ニュースなど出演多数 ●Yahoo!ニュース公式コメンテーター

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