KARADA(カラダ)内科クリニック院長の佐藤です。
なんと、この時期にインフルエンザが流行しだしていて、
地域によっては学級閉鎖になっている学校もあるようです。
→東京都感染症情報センターホームページ参照 (リンク)
昨シーズンのインフルエンザ流行を覚えていますか?
昨年は過去最大の流行で、かかってしまった方も多いと思います。
ここで、断言したいと思います。
「今シーズンは昨年を超える流行となります」。
日本でどれくらいインフルエンザが流行するか、
というのはその年の南半球(オーストラリアやニュージーランドなど)での
インフルエンザ流行状況が大きな手掛かりとなります。
日本がある北半球と、オーストラリアなどがある南半球は季節が逆のため、
日本の夏の時期にオーストラリアではインフルエンザが流行します。
そのため、オーストラリアでどれくらい流行ったかをみれば、
今年日本でどれくらい流行るかがわかる、ということです。
今シーズンのオーストラリアの状況ですが、「過去最悪だった2018年シーズンの約2倍の患者数」
という報告が出てきています。
しかも、「オーストラリア」、「ニュージーランド」と聞いて、何か思いうかびませんか?
そうです、ラグビーWカップです。9月20日(金曜日)、明日開幕戦ですね。
南半球にはラグビー強豪国が多く、選手はもちろん多くの観戦客が来日します。
というかすでにしているでしょう。観戦客の中には、感染客もまぎれているかもしれません。
例年とは違い、南半球のインフルエンザウイルスが直輸入されている可能性もあるのです。
先ほど私は「今シーズンは昨年を超える流行となります」と言いました。
この理由は上記にある通り、 ・南半球の流行が過去最大だから ・
ラグビーW杯が明日から始まるからというのがその根拠です。
皆さん、早めのインフルエンザ対策をお願いいたします。
予防には手洗いとマスクが重要です。
さらにワクチン接種もお忘れのないようにお願いいたします。
当院では今月末にワクチンが納入される予定です。日程が決まりましたらまたご案内させていただきます。
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