KARADA(からだ)内科クリニック院長の佐藤です。
みなさん、アニメや漫画は好きですか?私は好きです。
小学生のときに少年ジャンプを読み出し、ドラゴンボールやスラムダンクに夢中になっていました。
実は現在もNHKで放送している「進撃の巨人」アニメにハマっています。
アニメや漫画のいいところは、自分とは違う世代の人との共通の話題になったり、見ていた漫画で同じ世代かな、ってわかったりするところだと思います。
最近厚生労働省のポスターで、セーラームーンやマジンガーゼット、ガンダム、進撃の巨人をみた覚えはありませんか?感染症予防啓発のポスターが最近アニメや漫画をうまく使っており、これがBMJ opinionという医学雑誌に掲載されました。
ポスターは、「誰に向けてみてもらいたいか」を意識する必要があります。
この命題にアニメや漫画は非常にうまくマッチするんですね。
例えば、セーラームーンが「検査しないとおしおきよ!」というかなりインパクト強めなポスターは、なんと性病検査啓発です。
セーラームーンは20~30代女性が幼少期によく見ていたであろうアニメで、この層で梅毒が増えたことを受け、起用されたものです。
また、麻疹(はしか)のワクチン接種が足りない30-50歳男性に見てほしいポスターにはマジンガーゼットを起用し、しかも「麻疹がゼロ」というだじゃれ付きのポスターはいろいろと衝撃を受けました。
KARADA(カラダ)内科クリニックの医院理念は、「内科疾患・感染症にかからないカラダを実現し、すべての人が当たり前に健やかで豊かな生活を過ごせる社会を目指します」です。
感染症予防は私たちの実現したい大きな目標ですので、日本独特のこの感染症予防啓発、これからもどんどん積極的、かつ刺激的に展開していただきたいと思います。