安全性確認済み&経済的にも医学的にもメリットあり、この機会に再度禁煙チャレンジを
発がん性物質の懸念は“問題なし”と再確認されたうえでの流通再開です。チャンピックス(一般名:バレニクリン)は、一時「N-ニトロソバレニクリン(N-ニトロソ化合物)」の検出が疑われ、世界的に出荷が停止していました。
しかし、その後の詳細な検証で以下が明らかになりました。
つまり、チャンピックスは安全性を確認した“有効な禁煙治療薬”として、再び選べるようになったということです。
● チャンピックス治療(12週間、3割負担)
→ 約 15,000円前後
● タバコを12週間吸い続けると?
1日1箱600円 × 84日=約 50,400円
禁煙治療よりタバコ代のほうが圧倒的に高く、長期的にも金銭負担は大きくなります。
| 項目 | 金額例 | 備考 |
|---|---|---|
| チャンピックス治療(3割負担) | 約15,000円 | 薬剤+診察費 |
| タバコ代 | 約50,400円 | 継続するとさらに増加 |
チャンピックス出荷停止時に活躍していた禁煙治療には「貼り薬(ニコチネルパッチ)」があります。「飲み薬(チャンピックス)」と比較しながら、それぞれの特徴を簡潔に整理すると以下の通りです。
特に以下の 4 点でチャンピックスは優れた効果を示しやすいとされています。
複数のランダム化比較試験(もっとも信頼度が高い研究)では、チャンピックスはパッチより高い禁煙成功率を示しています。特に有名な Aubin らの研究では以下の結果でした。
統計学的にも有意差があり、チャンピックスは約1.7倍成功しやすいとされています。
チャンピックス再開は“本来の治療方法でやり直せるチャンス”です。
停止期間中、「本当は飲み薬で挑戦したかったがパッチを選んだ方」や「チャンピックスで成功したが再喫煙した方」も多くいます。今回の流通再開は、最適な再スタートの機会です。
禁煙外来を保険で再度受ける条件:
パッチでもチャンピックスでも、1年以上経っていれば再び保険で治療が可能です。
チャンピックスが復活し、禁煙外来の選択肢が本来の形に戻りました。
「パッチでうまくいかなかった」
「チャンピックスで成功したが再喫煙した」
「今回こそ本気でやめたい」
そんな方のために、私たちKARADA内科クリニックの総合内科専門医がしっかりサポートさせていただきます。健康面でも、経済面でも、禁煙のメリットは圧倒的です。この機会に、ぜひ一度当院の禁煙外来(予約は一般内科の予約で問題ありません)にご相談ください。あなたに最も合った方法で、禁煙成功まで伴走いたします。
<参考文献>