KARADA内科クリニック総院長の佐藤です。
お酒は好きですか?私はとても好きです。美味しいごはんには美味しいお酒。これが日々の悩みやストレスを洗い流してくれますよね?
以前は「酒は百薬の長」なんて言われていましたが、最近はそう単純には言えないと考えられています。いまの医学では、少量なら完全に安全とは言えず、飲酒量は少ないほど健康リスクは下げやすい、という考え方が主流です。
特に、がんのリスクという面では、低量飲酒でもゼロとは言えないことがわかってきています。
とは言われても好きなものは好き。簡単にやめられないですよね。お花見や歓送迎会でお酒を飲む機会が増えるこの時期に、私自身が心がけている5つの習慣をお伝えさせていただきます。普段あまり特定の商品を進めることはしませんが、こちらでこっそりおススメさせていただきます。
今回は、それぞれがなぜ大切なのか、体の仕組みもあわせてわかりやすくお話しします。
これは基本ですが、とても大事です。お酒を飲むと、体は脱水しやすくなります。アルコールには尿を増やしやすくする作用があるため、飲んだぶん以上に水分が体の外に出てしまうことがあります。さらに、アルコールは体内で分解される過程でも体に負担をかけます。水分が足りない状態だと、だるさ、頭痛、のどの渇きなど、翌日の不調が出やすくなります。
つまり、水を飲むことは「失われやすい水分を補うため」そして「アルコールを代謝する体をサポートするため」に重要です。
おすすめは、お酒1杯につき水1杯を意識すること。飲んでいる途中にチェイサーをはさみ、寝る前にも水を飲む。これだけでもかなり違います。
これもとても大切です。空腹の状態でお酒を飲むと、アルコールの吸収が早くなり、酔いが回りやすくなります。その結果、少ない量でも酔いやすくなったり、飲みすぎにつながったりします。お酒を飲む前に、少しでも食事をしておくだけで、体への負担は変わります。特に、何も食べずに最初の1杯を飲む習慣がある方は、そこを見直すだけでも違います。
「まず乾杯」になりやすい場面でも、できれば最初に何か口に入れておくことをおすすめします。
同じ量を飲むとしても、短時間で一気に飲むのは体への負担が大きくなります。早いペースで飲むと、体の分解が追いつかず、酔いが強く出やすくなります。結果として、気分不快や吐き気、翌日のだるさにもつながりやすくなります。「強いお酒を一気に飲む」
「場の流れでどんどん飲んでしまう」という方は、ぜひペースを意識してみてください。水をはさみながら、ゆっくり飲む。これだけでもかなり違います。
結局のところ、どんな対策よりもまず大事なのは、飲酒量そのものを増やしすぎないことです。
次に五苓散です。五苓散は、体の中の水分バランスの乱れを整える目的で使われる漢方薬です。お酒を飲んだあとに、頭が重い、むくむ、吐き気がする、のどは渇くのになんとなくすっきりしない、二日酔いで頭痛がつらい、こういったタイプの不調に合うことがあります。
飲酒後の不調は、単に水分不足だけではなく、体の中での水の巡り方の乱れが関係していることもあります。五苓散は、そうしたタイプの不調に使われることがある漢方です。
ただし、体質によって合う・合わないがあります。毎回つらい症状が出る方や、頭痛・吐き気が強い方は、自己判断だけでなく相談しながら使うのがおすすめです。
5つ目は、キユーピーの「よいときOne」です。最近友人に勧められて飲んでみたら「確かにいいかも」と効果を実感し、最近はお酒を飲むときによく服用しています。利益相反はありません!
この製品の特徴は、キユーピー公式情報によると、酢酸菌由来の2種類の酵素、つまりアルコール脱水素酵素(ADH)とアルデヒド脱水素酵素(ALDH)に着目している点です。キユーピーは、にごり酢由来の「酢酸菌酵素」を高濃度に含むことを特徴として案内しています。アルコールは体の中で、まずADHの働きでアセトアルデヒドになり、次にALDHの働きで酢酸に代謝されます。つまり、お酒を飲んだときの不快感に関わる代謝ルートそのものに関係する酵素に注目した製品、というのが「よいときOne」の基本的な考え方です。
わかりやすく言うと、“飲んだあとのつらさの原因の一つであるアセトアルデヒドの流れを意識したサプリ”というイメージです。
ただし、医薬品ではないため、「これを飲めばアルコール分解が確実に早くなる」と断定できるものではありません。あくまで、飲酒時のコンディション管理をサポートする選択肢のひとつと考えるのがよいでしょう。会食が多い方や、お酒を飲む機会が多い方が、日々の体調管理の一環として取り入れるのはよい方法だと思います。
お酒を飲む方に、私がおすすめしたい基本はこの5つです。
・水をしっかり飲む
→ 脱水を防ぎ、アルコール代謝で負担のかかる体をサポートするため
・空腹で飲まない
→ アルコールの吸収が早くなりすぎるのを防ぐため
・飲むペースを上げすぎない
→ 体の分解が追いつかない飲み方を避けるため
・体質に合えば五苓散を活用する
→ 飲酒後の水分バランスの乱れによる頭痛やむくみ、吐き気に合うことがあるため
・よいときOneを上手に取り入れる
→ アルコールが分解される流れを意識して作られたサプリで、飲酒時のコンディション管理の一助になるため
お酒は楽しい時間を作ってくれる一方で、体には負担もかかります。
だからこそ、飲み方だけでなく、飲む前後のケアがとても大切です。
飲む機会が多い方は、ぜひ日々の習慣に取り入れてみてください。”