KARADA(からだ)内科クリニック院長の佐藤です。
2月10日の「THE LANCET Public Health」という雑誌に、「Impact of HPV vaccine hesitancy on cervical cancer in Japan: a modelling study」という論文が掲載されました。
本邦では、2013年4月から小学6年から高校1年の女子を対象に、公費で接種できる定期接種となりましたが、「HPVワクチンの副作用」で重大な障害が出た人が複数出た、という加熱した報道のため、HPVワクチンの接種率が著しく低下しています
(現在、これらの障害とワクチンは、全く関係性がなかったことが判明しています)。
先進国でここまでHPVワクチン接種率が低いこと(接種率1%未満)は世界的に問題視されており、WHOからも日本は名指しで批判をされています。
そんな中、この論文内に衝撃なデータが示されました。以下に要点をまとめます。
子宮頚がんは、若い女性で発症し、発見が遅れれば死に至ってしまいます。「癌をワクチンで防ぐことができる」という医療の進歩は、数々の医療発展の中でも特筆すべき功績と考えます。子宮頚がんで失ってしまう命を減らすために、「子宮頚がんワクチン」の接種を積極的に行うべきです。
当院では世界的に摂取されている9価ワクチン(ガーダシル9/Gardasil 9/9株HPV疫苗)の接種が可能です。
3回接種が必要です。
初回から数えて、2回目は2か月後、3回目は半年後にうちます。
1回あたり32,000円(税抜)。
下記より予約ができますので、ご案内させて頂きます。