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胃が痛い(心窩部痛)

「胃が痛い」という表現は人により異なり、本当に胃が痛い人もいれば、実は腸が痛い、という人もいます。医学的には、「胃が痛い」は「心窩部痛」と表現します。つまりみぞおちのあたりの痛みのことを指しています。みぞおちよりも下で、へその周囲やそれより下の箇所が痛いときには、「腹痛」、「下腹部痛」といいます。

・急性胃炎

ストレスや暴飲暴食、薬物、辛い物などの刺激物の接種などにより胃の粘膜が荒れてしまっている状態です。胃の痛み、みぞおち付近の痛み、膨満感や不快感、胸焼けやむかつき、吐気、嘔吐、吐血、下血などが起こります。痛みがいつはじまったかや、性状など症状について問診を行います。また、摂取した飲食物、服用している薬などについてもうかがいます。治療自体は胃の粘膜を保護する薬や、胃液を抑える薬などの内服となります。

・慢性胃炎(ピロリ菌感染)

原因のほとんどは、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)感染によって起こります。ピロリ菌は胃酸の中でも生存でき、炎症を起こす他に胃粘膜の萎縮を引き起こし、胃がんの発生リスクを10倍以上にしてしまうと報告されています。感染は人から人への経口感染や、以前は井戸水などを介して起こっていました。若い世代では減少傾向ですが、日本人の感染者数は先進国中では多い方です。除菌によりピロリ菌を消失させることが可能です。症状としては、空腹時の胸焼け、食後のむかつき、胃のもたれ、食欲低下などです。こうした症状が現れないまま炎症が進行する慢性胃炎もあります。
ピロリ菌がいるかどうかの検査は、胃の内視鏡検査を行います。除菌自体は2種類の抗生物質と、胃酸を抑える薬を1週間内服します。

・胃潰瘍、十二指腸潰瘍

胃液は強い酸性の消化液であり、食物の消化と侵入してきた細菌の殺菌という役割を担っています。通常であれば胃粘膜には胃液から守る機能がありますが、なんらかの原因によってその機能がうまく働かず、胃液が胃自身や十二指腸を消化してしまい、えぐられるように深く傷つけられた状態が胃・十二指腸潰瘍です。その原因として多いのはピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)感染と、NSAIDsと言われる非ステロイド性抗炎症薬・痛み止めの副反応です。症状としては、心窩部痛が代表的な症状です。他にも、背中の痛み、食欲不振、胸やけ、もたれ、吐血、下血などを起こすこともあります。空腹時に痛くなる時は十二指腸潰瘍、食後に痛くなる時には胃潰瘍の可能性があります。検査は胃カメラを行う必要があります。治療は、絶食、胃酸の分泌を抑える薬の投与が必要となります。

・逆流性食道炎

胃と食道の接続部分が緩むことにより、胃液が食道に逆流し、食道の粘膜が損傷を受けることにより症状が出ます(胃は自分が出す胃液から身を守る仕組みがあるが、食道にはないため)。胸の痛み、げっぷの増加、朝起きた時の口の苦み、食べ物の飲みこみにくさ(嚥下困難)、咳などの症状が出ます。症状は夜寝た時、横になった時に悪化します。胃カメラを行い診断をつけますが、胃カメラではわからないタイプもあります。治療は胃酸を抑える薬を飲みます。

・膵炎

急性膵炎は膵臓に急激な炎症が起きる病気です。急性膵炎がおきると膵液に含まれる消化酵素が活性化し、膵臓自身や膵臓の周囲をとかしてしまう病気です。重症化すれば命の危険性に係わる状態にもなりえます。アルコールによるものが最も多く、胆石性、特発性(原因不明)もあります。 症状は、激しい上腹部痛の持続です。膵臓は胃の後ろ、背骨の前にあるために背中の痛みを生じることも多くあります。痛みが強い時に上を向いて寝ると腫れ上がった膵臓が背骨に圧迫されて痛みが強くなり、逆に体を丸くすると楽になることが多いです。 診断には採血で膵臓の酵素を測定したり、CT検査が必要となります。診断がついた場合には、入院加療が必要となります。

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